2006年05月16日

皇国の守護者3

 
 ハイハイ。遅れました。
 帯に「**先生絶賛!」とか書いているのですが、そういう他力本願な売り文句をつける必要などは、全くないと思うのです。
 画力のあるマンガ家さんが描いてくれていて、本当に心からありがたく思っております。
 とても珍しいと思うのですよ。
 原作ファンからもこんなに絶賛されている原作付きのマンガって。
 
 内容ですが、
 もう、最初から疲弊しまくった金森が。金森が。
 イタイ。イタイヨ。金森。
 でも、それでも頼らねばならないということは、いかに戦争で索敵(さくてき)と情報伝達が大切かというのが、とてもよく解りますよ。泣ける。
 新城くんとの約束を果たすため、敵の手に渡る前に真室の穀倉を潰すことを約束した笹嶋。
 悪天候の中、巡洋艦「大瀬」は真室へと向かいますが、そこへ大津波が...。
 「約束は果たされているだろう」という気持ちのまま、新城くん達は戦い続けます。
 小苗橋での迎撃と橋の爆破は上手くいきました。
 すでに川上の上苗橋は爆破してある。
 ここで敵がやるのは、川幅の狭い地域(上苗)からの渡河。
 だがしかし、それを察知できても、そこに兵を割く余裕などありません...それでも、兵を割き迎撃に向かいます。
 戦いはどんどんと泥臭くなっていきます。

 いやはや、ソレを描ききれるのがまた素晴らしい。
 真冬の陸上戦ってのは、こんなにも消耗するのですよね。
 まぁ、北海道人なので、そのあたりの恐ろしさはとてもよく解りますよ。
 だって、走ることさえままならないし、歩いても疲れる、まして夜ならばさらに気温も下がる。そして水辺は避けるべき場所。

 小説も読んでいる人間として、この巻でもっとも注目すべき点は、102ページからのカミンスキィの過去。
 ...えーと、なんていうか。
 カミンスキィに心から同情しました。
 120〜121ページの、あの表情。
 これはマンガで表現された方が、ヒシヒシと伝わるのではないかと思います。
 
 やはり素晴らしいマンガです。
 このままのペースで描ききって欲しい。
 
 後ろのおまけマンガは、伊藤先生のニャンコたんが亡くなったお話。
 「いないなぁって 思っているのか」
 「いっしょにいたなぁって 思っているんだよ」
 わかるなぁ。
 それは悲しいけども、悲しむべきコトではないのです。本当は。
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BookData
 ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ
 著者:伊藤悠 /佐藤大輔
 出版社:集英社
 サイズ:コミック/213p
 発行年月:2006年04月
 ISBN:4088770773
 本体価格:590円(税込619円)送料別
 By.楽天ブックス
posted by さざなみ at 23:43| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 【本】少年マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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